わがまま レンくん

気づけば目の前には私のマンションの前だった


「ん?あっ!やべぇマンションついちまった おい莉奈。おまえの家どこ?」

『え?ここだよ? 杉波くん 分かってて連れてきてくれたんじゃないの?』

「は?知るわけないじゃん。莉奈があっち方面ってアバウトな言い方したからとりあえず歩いてただけ」


あっ!それもそうか
って分からなかったら聞いてよ!
とりあえず歩いてただけって


ん?待てよ? って事は……


『杉波くんって何階?』

「5階」

『何号室?』

「502」


おっつ!隣だ 私 501だもん
マジか なんだか複雑なんだが……


「莉奈は?」

『501』

「は?て事は、隣?! ウケる(笑)今日一ウケる(笑)もう最高(笑)」


またツボってます。杉波くん


『杉波くん 笑い過ぎじゃない?』

「………漣」

『ん?』

「漣って呼べよ。ほら、もう遅いから帰るぞ莉奈」

そう言うと 漣くん?は 私の手をひいて
マンションの中へ入っていった
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