クールガールと獣《ケダモノ》くん
いち
クールガール
「ねーねー!聞いた!?
4組のクールガール昨日また他の男といたらしいよー。」
「あー知ってる。
クールガールなー。つうかクール気取ってやることやるよ。あの女。」
女子って何で、トイレで
悪口好きなんだろ。
てゆうか、アンタ等に
関係ないじゃない。
キャハハと笑う女子の
トーク。
それに構わず、個室トイレから出た。
「あ…柴又さん…」
"クールガール"
いつしかそう呼ばれた。
冷血、冷酷、笑わない、
泣かない。
「邪魔…」
手を洗いたいのだけれど、手を洗う場所に女子がいるから洗えない。
「ねー、アンタさ
クール気取ってるけど
すっごい男好きなんだね。」
「ちょっ…やめなよ!楓。」
「だったら?
男好きだったらいけない?あーそっか。ブスだから
モテないか。」
「はあ?
アンタ、調子乗んなよ!」
「ちょ…楓!やめなって!」
パシンと頬に痛みが走った。
4組のクールガール昨日また他の男といたらしいよー。」
「あー知ってる。
クールガールなー。つうかクール気取ってやることやるよ。あの女。」
女子って何で、トイレで
悪口好きなんだろ。
てゆうか、アンタ等に
関係ないじゃない。
キャハハと笑う女子の
トーク。
それに構わず、個室トイレから出た。
「あ…柴又さん…」
"クールガール"
いつしかそう呼ばれた。
冷血、冷酷、笑わない、
泣かない。
「邪魔…」
手を洗いたいのだけれど、手を洗う場所に女子がいるから洗えない。
「ねー、アンタさ
クール気取ってるけど
すっごい男好きなんだね。」
「ちょっ…やめなよ!楓。」
「だったら?
男好きだったらいけない?あーそっか。ブスだから
モテないか。」
「はあ?
アンタ、調子乗んなよ!」
「ちょ…楓!やめなって!」
パシンと頬に痛みが走った。