クールガールと獣《ケダモノ》くん
「ゲームオーバーだ。」


抱きしめたまま言わないでよ…


「どっちが負け?」


「負けとかそーゆのじゃなくてさ、飽きた。
結衣に飽きたんだ。」


行動と言葉が一致してないよ…


「離してよ。」


「そーだな。
じゃーな結衣…」


最後に頭を撫でて
白金の獣は去って行った。

嫌だということも
追いかけることも…


何もできなかった…





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