クールガールと獣《ケダモノ》くん
キッチンでエサを探していると…


ジー…


また視線を感じて、
振り向くとまたそっぽを向く。


また探していると視線を感じて振り向くとまた私を見つめるユイ。


てゆうか距離、近くなってるし。


「ふっ…
ユイ、おいでよ。臆病なとこは私と一緒。」


そう言ったら、ジリジリ近づいてきてミャーと鳴いた。


エサが見つかって
エサをあげるとパクパク食べた。


「ふっ…いっぱい食べて
おっきくなるんだよ。」


「ミャアっ」


良かった。


似た者同士のユイがいるから暇じゃないや。


ユイがエサを食べてるのを見つめてたら、あることに気づいた。


ユイってさ…


「オスじゃん!」

「ミャア?」


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