クールガールと獣《ケダモノ》くん
ツンツン頭と、祐希さんは後から来ることになった。

「すっごい人。」


「そーな。
迷子になるなよ。」


ぎゅっと繋がれた手。


この手が好きだ。


「綿菓子。」

隣から、ちっさな声がしたと思ったら的屋の綿菓子に目を輝かせていた。


「買いに行く?」


「ん。」


ふっ…
やっぱりこーゆうとこ
子供っぽい。


< 148 / 220 >

この作品をシェア

pagetop