クールガールと獣《ケダモノ》くん
何なのよ…



「ま、今日は諦めて帰るけど、考えておいてよね。」


不適に笑った後、
芹澤秋斗たちは店を出て行った。


「結衣ちゃん大丈夫?」


「うん。」


血相変えて駆け寄ってきたのは、祐希さんだ。


「ねえ、恭二くんに相談した方がいいんじゃない?」

「うん…そうする。」


これ以上、店に迷惑をかけるわけにわいかない。


芹澤財閥がどんなに大きいかは知らない。


けど、金と権力で好き勝手されたらたまらない。


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