クールガールと獣《ケダモノ》くん
ただ…


いざ好きだって気づいたらどう接していいかわからなくて…


たった一言が緊張して
言えないってゆう…


要するに…へたれ。



結衣の時とはまるで違う。


結衣は、今でも大事。


けど、大事な友達。


「恭ちゃーん。」


最近、結衣にばっかで
俺を放置気味の恭二に電話。


プルプル…プルプル…


『………あ?』


低く掠れた声。
こりゃ寝てたか。

ま、今はまだ10じ。


休みの日はまだ寝てるよな。


「今日俺とデートして。」

『やだ。』


「やだじゃねーよ!
付き合ってほしいんだよ!頼む!」


『わあったよ…
そっち行くから。』


「わりいな。待ってるダーリン!」


『……ッッチッッ…』


素直じゃないダーリンだな。


嬉しい癖にぃぃ~


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