クールガールと獣《ケダモノ》くん
沢山遊んでなんだか疲れた私は、ベッドでゴロゴロしていた。


「結衣、サンタから。」


そう言って渡されたのは、小さな箱だった。



「これって…」


「まだまだ安もんだけど。ちゃんと養えるやつになったら、もっとちゃんとしたやつやるから。
だから…結婚しようぜ。」


けっ…けっ…


あまりにも突然で…


プロポーズってわかるには時間がかかった。



「うん…ありがと。恭二。ずっと一緒にいるから。」


「おう。」


照れくさそうに
笑った恭二。


< 217 / 220 >

この作品をシェア

pagetop