クールガールと獣《ケダモノ》くん
デートってゆうやつ
今の私は、きっと私ではないんだ。
「う~ん…」
「何だよ。さっきから
唸りすぎ。つうか授業に行け。」
今日も、保健室でさぼっている。
てゆうか…
「弘平、機嫌悪い。」
校舎の中は禁煙だというのに、構わずタバコを吸う
元ヤン教師。
「ガキとは違って
大人にはいろいろあんのよ。って聞いてねーし。」
弘平のことは知ったことではなくて…
私は、携帯片手に
悩まされている。
[今週、日曜日空けとけな。]
そんなメールが来た。
送り主は、佐原恭二。
空けとけと言われても、
一体用件は何って感じだし。
だいたいこんなメールに
悩まされている私は私じゃない。
「へ~え。
お前等、デートする仲になったのか~。
すっげえ進展。」
「デート?
てゆうか人の携帯見ないで。」
保健室のイスを、回転させながら悩む私。
そんな私が持つ携帯を
勝手に見る弘平。
「お前がさっきから唸るからだろ。」
「ねえ、デートってどーゆうこと?」
「そのまんまだろ。
日曜日空けとけってデートの誘いだろ。間違いなく。」
「う~ん…」
「何だよ。さっきから
唸りすぎ。つうか授業に行け。」
今日も、保健室でさぼっている。
てゆうか…
「弘平、機嫌悪い。」
校舎の中は禁煙だというのに、構わずタバコを吸う
元ヤン教師。
「ガキとは違って
大人にはいろいろあんのよ。って聞いてねーし。」
弘平のことは知ったことではなくて…
私は、携帯片手に
悩まされている。
[今週、日曜日空けとけな。]
そんなメールが来た。
送り主は、佐原恭二。
空けとけと言われても、
一体用件は何って感じだし。
だいたいこんなメールに
悩まされている私は私じゃない。
「へ~え。
お前等、デートする仲になったのか~。
すっげえ進展。」
「デート?
てゆうか人の携帯見ないで。」
保健室のイスを、回転させながら悩む私。
そんな私が持つ携帯を
勝手に見る弘平。
「お前がさっきから唸るからだろ。」
「ねえ、デートってどーゆうこと?」
「そのまんまだろ。
日曜日空けとけってデートの誘いだろ。間違いなく。」