クールガールと獣《ケダモノ》くん
ルイside


あーあ…言っちまった。



ここ数日ずっと考えてた。


けど俺は、あえて正直な
気持ちを恭にぶつけることにしたんだ。



親友だからこそ。



恭のやつ、荒れてんだろうな。


学校来てねえし。


連絡つかねえし。


でも言っちまったもんは
仕方ねえんだ。


だから、結衣に本気で
ぶつかる!



「結衣~!!」


結衣がいつもいる
保健室。


3つ並んだベッドの
窓際にいる。


カーテンを開けると、
すやすや寝てる結衣がいた。


今さらだけど、
コイツ可愛いんだよ。


寝てる時は、まだあどけなくて天使みたい。


肌も白くて…
唇だってちっちゃい。


「コルァッッ!寝込み襲うな~」


「いって!!何しやがんだ!ヤンキー!」


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