俺様男子と無口な男子、キミならどちらを選びます?
*〜クウside〜*
ふと、廊下を見るとハルとあいつが教室に向かってきていた。
げぇ…
一瞬だがあいつと目が合ってしまった。
「腐る…」
「何か言った?」
席についたハルの声を無視する。
「もう…無視しないでよねー」
俺の横で勝手に頬を膨らませるハル。
「もういいよーだっ!!」
ちっ…これだから女ってめんどくせぇんだよ。
チラッとハルの方を見ると、
「あっ…ふふっ…見てくれた!」
満面の笑みをこぼしていた。
「…キモイ。笑いすぎだろ。」
「んなっ!!?」