俺様男子と無口な男子、キミならどちらを選びます?
━━空海は黙ったまま。
少し長めの前髪で、表情が読み取れない。
てか…ずっと…この体制なん…か?
胸きゅんどころやない…
胸が爆発すんで!?これ!!(怖い意味で…)
「━━…おい」
「ひゃいぃっっ!!!!」
ドスの効いた声に返事が裏返る。
「お前…どういうつもりだ?
自分で人を呼んどいて遅れるだと?
……用件があるなら早く言え。
そして、俺の前からさっさと失せろ」
ドスの効いたままの声。
と言うか、怖すぎて用件もクソも忘れていた私…
なんて、今のこいつには言えない。
ビビりながらも用件を話し始めた。