100万円の恋
キス恐怖症
近づいてくる。顔。唇が。

「いやぁぁぁぁ!」

彼の身体を押しのけ、ダッシュで逃げた。

これで、何度目?

彼のこと、嫌いじゃないのに。

でも、でもキスだけは嫌なの。

あぁ、呪わしいこの身体。

理由は。わかっているの。

あの男のせい。

あいつのせいで。

私はキス恐怖症になってしまったの!(泣)
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