Jamping!
「いくら連れてきたわけではないとしても、自分たちを追ってきたってことぐらいわかるでしょう?邪魔になるくらいに人たちが。ちゃんと追い払うこともできたのに、それをほっといたんだし責任の一端くらいはあるんじゃない?」

責任を取れない奴は嫌い。
甘ったれている奴がすることだから。

「………悪かった。確かに俺らもちゃんと追い払うべきだったな。」

赤髪が謝ってきた。へー、意外。ちゃんと謝れるんだ。

「でも、悠貴!!!「でもじゃねえよ、渚も謝るんだ。」ッ………………悪かった…。」

そんなムスッと謝られても。心がこもってないと意味ないよー。ま、どーでもいいけど。

「わかったなら、いーよー。じゃあね。」

そう言って手をひらりと振ったら向こうは呆気にとられた顔をしてた。

「なあ、水龍…。お昼どっかに食べにいかない?ちょっと疲れて作る気力がないんだ…。」

火龍、今まで空気読んで黙っててくれたんだねー。論理戦は向かないって、自分でちゃんとわかってる。でも多分イラついてたんだろなー。

「ん。じゃあ、マックいこっか!」

「いいのか…?…ごめん。ありがとう。」

「気にしなくていいよー。」

ちょうどマックの気分だったしね。

火龍と二人で駅前のマックへ向かった。

それにしてもー、ほんっと嫌なヤツらだったわー。あの学校、間違いだったのかなー。

水龍side.end

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