夜姫
待合室で、客と連絡(Lineや電話)をとる。
「わぁー、今日来てくれるん?嬉しい!。待ってるからねー」
ガチャッ。
ん!びっくりしたぁ。
女のコが一人たっている。誰だっけこの子、あの、笑顔引きつってる子…
亜友羅?でも待てよ、百合花だっけ
「あの、亜友羅です」
「そーそー、亜友羅。仕事しないの?」
下っ端のコは店の準備をしなきゃならない
待合室にいる暇なんてあるはずないのに
突っ立てる場合じゃないよ
「ほらー、仕事は?」
「こんな世界で働いて楽しいですか。」
楽しくはない。
この世界は、危険でギスギスしていて厳しい。
だからその中で売れるのは嬉しい
やり甲斐がある
売れないと分からない気持ちかな
「へえ、そ~なんですね。ためになりました」
亜友羅はお辞儀をして部屋をでてった。
かなり馬鹿のニオイがする
馬鹿のニオイで部屋がぷんぷんしてる
新人にかまってる暇はない
その時はそう思ってた