夜姫 


待合室で、客と連絡(Lineや電話)をとる。


「わぁー、今日来てくれるん?嬉しい!。待ってるからねー」


ガチャッ。


ん!びっくりしたぁ。


女のコが一人たっている。誰だっけこの子、あの、笑顔引きつってる子…

亜友羅?でも待てよ、百合花だっけ


「あの、亜友羅です」


「そーそー、亜友羅。仕事しないの?」


下っ端のコは店の準備をしなきゃならない


待合室にいる暇なんてあるはずないのに


突っ立てる場合じゃないよ


「ほらー、仕事は?」






「こんな世界で働いて楽しいですか。」


楽しくはない。


この世界は、危険でギスギスしていて厳しい。

だからその中で売れるのは嬉しい

やり甲斐がある


売れないと分からない気持ちかな


「へえ、そ~なんですね。ためになりました」


亜友羅はお辞儀をして部屋をでてった。



かなり馬鹿のニオイがする

馬鹿のニオイで部屋がぷんぷんしてる



新人にかまってる暇はない
その時はそう思ってた




< 6 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop