【続】想われたくて…―Side story―
―――数分後。
「……ありがとうございました!!本当に助かりました。」
電話を終えた彼女は、深々とお辞儀をしながら、そう言った。
そんな礼儀正しくされたら、こっちまで……
「いえいえ、とんでもないです。お役に立てて良かった。」
俺は仕事中かの様な敬語を使い、同じ様に頭を下げた。
……
………
…………
お互いお辞儀をしたまま、沈黙……。
何やってんだ、俺達。
なんだか可笑しさが込み上げて
そっと顔を上げた。
すると、彼女も顔を上げた。
ふと目が合い……
「……ぷっ!」
「……ふふっ」
同時に笑った。
「へへっ♪面白い方ですね!
あの、お名前伺っても?」
笑顔で言う彼女は、更にカワイイ。
「……もちろん。安藤圭介だよ!」
俺からも、自然と笑みが零れる。
「君は?」
俺の問いに、照れた様に微笑んで
彼女は……
「……あたしは、実来です。木村実来!」
そう答えたんだ。
「……ありがとうございました!!本当に助かりました。」
電話を終えた彼女は、深々とお辞儀をしながら、そう言った。
そんな礼儀正しくされたら、こっちまで……
「いえいえ、とんでもないです。お役に立てて良かった。」
俺は仕事中かの様な敬語を使い、同じ様に頭を下げた。
……
………
…………
お互いお辞儀をしたまま、沈黙……。
何やってんだ、俺達。
なんだか可笑しさが込み上げて
そっと顔を上げた。
すると、彼女も顔を上げた。
ふと目が合い……
「……ぷっ!」
「……ふふっ」
同時に笑った。
「へへっ♪面白い方ですね!
あの、お名前伺っても?」
笑顔で言う彼女は、更にカワイイ。
「……もちろん。安藤圭介だよ!」
俺からも、自然と笑みが零れる。
「君は?」
俺の問いに、照れた様に微笑んで
彼女は……
「……あたしは、実来です。木村実来!」
そう答えたんだ。