【続】想われたくて…―Side story―
「あ、じゃあ……あそこのコンビニまで迎えに来てくれる事になったんで……

本当にありがとうございました。」 


え!?


もう!?


彼女が指差すのは、駅の目の前のコンビニ。


やべ〜、どうしよう!


俺の初恋は、三分で終わりかよ!!


「じゃあ、おやすみさい。」


そう言って振り返って去ろうとする彼女を……


気付いたら、呼び止めてた。


「実、実来ちゃん――ッ!!」


焦り丸出しで呼び止めた俺を、彼女は不思議そうな顔で見た。




< 25 / 64 >

この作品をシェア

pagetop