【続】想われたくて…―Side story―
「あ、じゃあ、またな!!」


「あ、安藤さん、良かったら乗って行きませんか?」


え!?



予想外の展開に、驚いた。


う〜


嬉しい……けど! 


あいつらも一緒だと、どうも気まずい!


……一人で帰ろ。


「あ〜、ありがたいんだけど……イイわ!ちょっと寄る所あるしな。サンキューな!」


「そうですか……では、また必ず連絡しますね!気を付けて!」


おぉ!


嬉しい約束頂きましたぁ!!


「お〜!あいつら、頼むな!じゃな〜!」 






バカな二人をよそに、俺は今度こそ帰路についた。



やべ〜


今夜は眠れねぇかも。


初めて惚れたコが、海の元カノで


木村の姉さん……。


世の中狭すぎるし。


てか……


俺、海に遠慮しなくてイイんだよな?


むしろアイツ、変な気ィ使ってたくらいだし?




まぁ、明日話してみるしかねぇな。




とりあえず、連絡が来なかった理由がわかって良かったよな。


後は……



俺の努力しだい……か?





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