【続】想われたくて…―Side story―
今日は、何も考えずに飲んで寝てしまおう。


きっと明日あたり掛かってくるよな。


実来チャンからの連絡を待ってると、妙に時間がゆっくり過ぎてく様に感じる。


んな事ばっか考えてたら、寝れなくなっちまう。


今日は考えずにこの番組見て笑ってりゃイイんだ。



そんな風に思う俺は、きっと不安も抱えているんだろう……。




……タイミング良く、俺の好きな芸人。


「あっはっはっは!!やべぇ、面白れぇ!」


その芸人のネタを見て居たら、ほんの少し気が軽くなった。



「……あ。」


適当なツマミを食いながら、2本目のビールを空けた頃


脱衣場に携帯を置きっぱなしだったのを思い出した。


伊藤に電話しなきゃな。



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