【続】想われたくて…―Side story―
脱衣場から携帯を取ってくると


冷蔵庫に寄り、ビールを一本取り出して


さっきまで座って居た場所に戻った。




―――カシュッ



左手で缶ビールを開けながら、右手で携帯を開いた。




不在着信アリ

不在メールアリ




メールもかよ。


なんだ?


伊藤、急ぎの用だったのか?



伊藤からの二件だと思われる不在着信は後回しにして


ビールを飲みながら受信ボックスを開いた。





そのメールを読んだ瞬間……




「ブハッッ――――!!」





俺はビールをおもいっきり吹き出した。





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