幽霊なキミ。

「べ、別にあんたに助けてもらわなくても、私のお経で大丈夫なんだけど!」




「そうかもしれないけど、やっぱり可愛い女の子は守りたいし。」



「可愛くないし!」



「可愛いし!」




「うるさい!寝る!」



私はナオトに背を向けて布団をかぶった。



「椿ちゃんの負け。そうゆうところも可愛いけどね。」



耳元で声がして、私はぞくりとした。



「バカ!うるさい!寝る!」



私は更に布団にもぐりこんだ。



ナオトはフフと笑っておやすみと言った。




その後は、久しぶりに朝までぐっすりと眠ることができた。
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