幽霊なキミ。
五、どこ行ってたのよ!
ピピピピ、ピピピピ……



今日も目覚まし時計が鳴る。




(うーん……あと5分……)





そう思った瞬間、私は昨日のことを思い出してパッと目を開いた。




(ナオト!!!!)




しかし、隣には誰も寝ておらず、朝の清々しい光が射し込んでいるだけだった。




(トイレかな……?)




生霊が尿意をもよおすかは知らなかったが、寝ぼけた頭の私はそんなことを思いながら、朝の支度をした。
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