幽霊なキミ。
おばさんは何かに気づいたように「あー!」と声をあげた。




そして




「もしかして、お寺の椿ちゃん!?」




そう言った。






「え!!は、はいそうですけど……。」







そう答えると、おばさんは嬉しそうな表情を浮かべた。





「なんだぁ〜!それならそうと早く言ってくれればいいのに!

大きくなったわねぇ〜!しかもこんな美人さんになって!!

私直人のママだけど、覚えてないわよねぇ……

わざわざ△△県から来てくれたの!?遠かったでしょう〜!」





おば様特有の感じで一気に喋られて私は圧倒された。

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