ヤクザと少女2

私を部屋まで連れて行った竜一は




「休んでおけ」



って言って部屋を出ようとする




「待って」




自分でも何を言ったか理解できなかった




「どうした?」




「あの男に触られたのが最後なんてヤダ」




沈黙の後竜一はそっと頭をなでて




「どうしたらいいか分かんなかった




拒絶されたくなかったから



けど・・・・ほんとにいいんだな?」





コクリとうなずいた私を抱きしめて





竜一と体を重ねた




優しくなでて



「怖いか?」





と聞いてきた




「大丈夫・・・・良いよ」




それを合図に1つになった



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