私の彼氏さま!!



「我慢しないで。
強がらないで。
無理して笑おうとしないで。
悲しい時は、泣きたい時は泣けばいい。
今は、うちしか見てないから…ね?」




「…っ、」



その言葉が、

優しさが、

私にはとても嬉しかった。





目尻から流れた温かな水滴は頬を伝い、制服に染みをつくる。


次から次へと溢れ出てくるそれは、
30分経ってもとまらなかった。

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