私の彼氏さま!!
会話が終わって携帯を閉じると、
愛羅がニヤニヤしている。
「な…なに?」
愛羅がニヤニヤする時は、決まってよからぬ事を企んでいる時だ。
「汐音さ、泊まってきなよ」
投げ込まれた突然の爆弾。
「一応。確認のために聞くけど…
誰が誰の家に?」
「そりゃ、汐音が中山の家にだよ」
「…っはい?」
「あ、ほら。
シャワー空いたから入ってきな」
うーん…
なんか、すごく話をそらされた気がするんだけど…
「じゃあ、シャワー借ります」
「ほいほーい」
それから30分後。
携帯を見て私は絶叫した。