私の彼氏さま!!
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ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ
「んー…うるさぃ…」
枕元で何度も繰り返し鳴る目覚まし時計を手で探し当てて、力の入らない腕を上げると少し荒く音を止める。
上半身を起こして寝癖のついた髪を適当に髪ゴムで結ぶと、眠さのあまり眉間に皺が寄ったままの状態で目覚まし時計を覗きこんだ。
そいえば、今日って…月曜日?
「月曜日、かぁ…学校がある…」
大きく天井に伸びをしたまま欠伸をしていたが、それをぴたりと辞めた。
…ん?
ちょっと待ってよ、私、今学校あるって言ったよね?
…。
「そうだよ、学校!!!!!!急がなきゃ…ってか、
いま何時!?そして愛羅はどこ!?」
時刻は8時40分。
急いで服を脱ぎ捨てて制服を身に付け、髪を櫛で梳かす。
いつもなら念入りに梳くけど、今日は仕方ないから頭の上でくるくると髪の毛をまいてお団子にした。
軽く化粧を施してから、キッチンにあった愛羅の食パンを勝手に1枚口に咥え、
教材や学生証やらを鞄に詰め込む。
「ふぁひふぁーっ、ふぉふぉー!?
(愛羅ーっ、どこー!?)」
その言葉を待っていたかのように、携帯のランプが点滅し、LINEの通知が届いた。
こんな時間にLINEする暇人なんて、
私の知り合いにいないけど…
と思いつつもLINEを開くと、送信者は今の今まで捜しまくっていた愛羅だった。
《おはよー!
どうせ寝坊するだろうと思ったから、
教師にはテキトーに、体調悪いから遅れ るって言っといたよ~( ̄∀ ̄)
てなわけで、ゆっくり支度して来なね》
なんだ…
さすが、愛羅。私の親友。
私の事よく分かってらっしゃる。
でも、でもさ? でもね??
一応起こしてよっ!!!泣
少々複雑な気持ちのまま、返信を打つ。
《さっき起きたよ、おはよう~。
本当!?ありがとう、助かる!!》
するとすぐに返信がきた。
《おー。
あ、中山が寂しそーだよ?笑》
「な、なんで夕樹くんが出てくるのよ…//」
《夕樹くん関係なくない?(--;)》
《それがあるんだなー。
聞いたよ、昨日のこと…色々と♪》
「…っ//」
その文面を見た瞬間、昨日の夕樹くんの色っぽい声や大人びた表情、程よく筋肉のついた体、甘いキス、熱っぽい瞳…。
全てを思い出してしまい、顔が一気に熱くなった。
もしここに愛羅がいたら、絶対にからかわれてただろうな…。
「…暑い」
ぱたぱたと左手で顔に風を送りながら、右手で愛羅に困った顔のスタンプを送る。
そしてそのまま間を空けずに、「今から向かうね」と打ち込んで送信すると、返信を待たずに携帯を制服のポケットに突っ込んだ。
「よし、行こう」
玄関で靴を履くと、外へ出て扉を締める。
自転車に跨ると、鼻歌を歌いながら上機嫌でゆっくりとペダルを漕いで学校へと向かった。
そう、これからどんな事が起こるのか、
どんな思いをするのかも知らずに…。
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ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ
「んー…うるさぃ…」
枕元で何度も繰り返し鳴る目覚まし時計を手で探し当てて、力の入らない腕を上げると少し荒く音を止める。
上半身を起こして寝癖のついた髪を適当に髪ゴムで結ぶと、眠さのあまり眉間に皺が寄ったままの状態で目覚まし時計を覗きこんだ。
そいえば、今日って…月曜日?
「月曜日、かぁ…学校がある…」
大きく天井に伸びをしたまま欠伸をしていたが、それをぴたりと辞めた。
…ん?
ちょっと待ってよ、私、今学校あるって言ったよね?
…。
「そうだよ、学校!!!!!!急がなきゃ…ってか、
いま何時!?そして愛羅はどこ!?」
時刻は8時40分。
急いで服を脱ぎ捨てて制服を身に付け、髪を櫛で梳かす。
いつもなら念入りに梳くけど、今日は仕方ないから頭の上でくるくると髪の毛をまいてお団子にした。
軽く化粧を施してから、キッチンにあった愛羅の食パンを勝手に1枚口に咥え、
教材や学生証やらを鞄に詰め込む。
「ふぁひふぁーっ、ふぉふぉー!?
(愛羅ーっ、どこー!?)」
その言葉を待っていたかのように、携帯のランプが点滅し、LINEの通知が届いた。
こんな時間にLINEする暇人なんて、
私の知り合いにいないけど…
と思いつつもLINEを開くと、送信者は今の今まで捜しまくっていた愛羅だった。
《おはよー!
どうせ寝坊するだろうと思ったから、
教師にはテキトーに、体調悪いから遅れ るって言っといたよ~( ̄∀ ̄)
てなわけで、ゆっくり支度して来なね》
なんだ…
さすが、愛羅。私の親友。
私の事よく分かってらっしゃる。
でも、でもさ? でもね??
一応起こしてよっ!!!泣
少々複雑な気持ちのまま、返信を打つ。
《さっき起きたよ、おはよう~。
本当!?ありがとう、助かる!!》
するとすぐに返信がきた。
《おー。
あ、中山が寂しそーだよ?笑》
「な、なんで夕樹くんが出てくるのよ…//」
《夕樹くん関係なくない?(--;)》
《それがあるんだなー。
聞いたよ、昨日のこと…色々と♪》
「…っ//」
その文面を見た瞬間、昨日の夕樹くんの色っぽい声や大人びた表情、程よく筋肉のついた体、甘いキス、熱っぽい瞳…。
全てを思い出してしまい、顔が一気に熱くなった。
もしここに愛羅がいたら、絶対にからかわれてただろうな…。
「…暑い」
ぱたぱたと左手で顔に風を送りながら、右手で愛羅に困った顔のスタンプを送る。
そしてそのまま間を空けずに、「今から向かうね」と打ち込んで送信すると、返信を待たずに携帯を制服のポケットに突っ込んだ。
「よし、行こう」
玄関で靴を履くと、外へ出て扉を締める。
自転車に跨ると、鼻歌を歌いながら上機嫌でゆっくりとペダルを漕いで学校へと向かった。
そう、これからどんな事が起こるのか、
どんな思いをするのかも知らずに…。