私の彼氏さま!!
第3章: 明かされる真実
episode8: 再会
「さてと、何から話せばいいかな」
「壱条の過去は話したから、
それからでいいんじゃない?」
頭を悩ませている丸谷さんの隣で愛羅が
ひとこと言うと、丸谷さんは微笑んだ。
「そうだね、そうしようか。
あ、因みに俺と秋は幼馴染みだよ。
だから、あいつの事はなんでも知ってる」
「ありがとうございます」
「じゃあ話すよ。
えーと、まだ秋と汐音ちゃんが付き合ってる時にストーカー女に脅されたらしい」
…ん????
頭にハテナマークがたくさん浮かぶ。
「ちょっと、京平!
簡潔すぎて逆に分からないって!」
愛羅もそう思ったらしく、頭を軽く叩きながらそう言っていた。
「ごめんごめん。
つまりは、壱条の事が好きなそのストーカー女は汐音ちゃんがいない時に秋に近づいた。
それで、言ったみたいなんだ。
『彼女を穢されたくなければ私を抱いて。抱いてくれたら貴方を忘れるから』と」
「…」