私の彼氏さま!!
丸谷さんは続ける。
「秋はそんなことできないって、
断ろうとしたけど、
『それなら他の男に頼んであの女を壊してあげる。そしたら貴方はわたしのモノになるでしょう』って言われてその話しを受け入れた」
秋くんが、私のために…?
あの出来事は私を守るためにしてくれた事だったのー…?
丸谷さんは少し声のトーンを落として
更に続ける。
「…ヤる時は秋の家で、って条件もつけてきたらしい。
そして2人が行為をしてる最中に、汐音ちゃんが帰ってきて目撃してしまった」
「はい…私、すごくショックでした」
「汐音…」
目の前には愛羅の心配そうな顔。
丸谷さんがコップにジュースを注いで手渡してくれる。
それを受け取って一口飲むと、心を落ち着けた。
「あのね、汐音ちゃん。
汐音ちゃんが2人の行為を見たタイミングや時間帯も、女の計画なんだと思う」
「…え?」
目を見開くと、私と同じようにぽかんとしている愛羅の顔が視界に入る。