初恋チョコレート
バッサリ言い切って、「行くぞ」っていいながらあたしの手を引いて舞台袖に。
「あ、あの、南野?ご、ごめんね?……」
「別に。つーかお前お人好しすぎんだろ。いくら親友のためとはいい、あんなことするか普通?」
うぅ、なんか怖いです………。
「確かにまぁ、今更だけど発想が無茶すぎたかな」
「仕方ないんじゃね?桜庭バカだし」
その言葉に少しうぐっとなる。
でも助けてもらったのは事実。
「南野、助けてくれてありがとう」