初恋チョコレート
【好きの言葉を side大河】
小さいころから、俺が見つめていたのは、ただ一人。
陽毬、だけ…………。
バカでドジで天然だけど、明るくて、誰よりも優しいところが、俺は大好きだった。
…………叶うと思っていた初恋を、失恋させたのは、10年前。
森でさ迷った陽毬を、俺はなんとしてでも助けてたかった。
泣いてるかな、とか、陽毬は寂しがりやだからな、とか思いながら。
「陽毬!陽毬!」
メニュー
【好きの言葉を side大河】