初恋チョコレート


自分のことを認めてもらえるような気がして嬉しかった。

数分後、お父さんとチョコレートの話をしているときだった。

プルルルル プルルルル


「お、電話だ。誰だろう」


そう言って携帯を開いたお父さんの手が止まった。


「お父さん?誰から………」

「すまん空。ちょっとだけ、ちょっとだけここにいてくれるか?」

「え?」

「すぐ戻るからここにいろよっ」

「あっ!!」

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