一度でいいから好きだと言って


唇が重なる。


噛み付くように乱暴に、



貪るようなキス。



息苦しさに空気を求めて口を僅かに開けた途端、陸の舌がわたしの口の中に差し込まれた。


優しく頭を腕で抱えられ、舌を絡められ、キスに溺れていく。

必死で陸のキスに応える自分がいる。


唇が離され、終わりかと思って寂しいような安心するような・・・・・


惚けているわたしの身体が急に宙に浮いた。

陸に抱えられたと認識すると同時にソファーに下ろされ押し倒された。

「り・・・・・陸!?」

陸が覆い被さり、また唇を塞がれる。

陸の手がオーバーブラウスの裾から入ってきて胸の膨らみを捉える。

「固くて邪魔やな」

「なっなにをしてーーーーー!」



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