Jealosy
シャープな整った顔立ちのマサトとは対照的に、
シンは、どこか垢抜けない、田舎の好青年、といった印象を受けた。


服装こそストリート系だが、その横顔はメジャーリーグに行った松坂に少し似ている。


出身が青森というのも納得するようなイントネーションでゆっくりと話す。


まぁ、ぶっちゃけるとユイのタイプとは正反対だ。


しかし、そんなことユウコは知ったことじゃない。


『ね~、シンくんユイちゃんのこと可愛いって~。
二人いいかんじなんじゃない?
お・似・合・い♪』


何故か嬉しそうにはしゃぐユウコ。


ユイはその姿を見て、何となく気分が落ちていった。


< 15 / 20 >

この作品をシェア

pagetop