Jealosy
アルバイトの女の子は、ほとんどが大学生。


華やかに見えるアパレル職に興味を持ち応募してくる。


しかし、彼女たちは
初日から、自分が思い描いていた世界との、あまりにも激しいギャップを目の当たりにすることになる…。


お客さんの前では、満面の笑みを投げ掛け、執拗なまでの誉め言葉をかける店長。


しかし、一歩バックルームに入った途端に、動きの鈍い社員には、罵倒が浴びせられる。


勤務中の僅かなおしゃべり、


来店したお客さんに声をかけるタイミングが遅れてしまったこと、


『いらっしゃいませ』『ありがとうございました』の声の小ささ


その全てを店長は、細かくチェックしている。


そのため、いくらユイが相談に乗っても、


結果的に今までに辞めていった女の子は数知れず…。



今日から入ってくる新人さんも、先週に辞めた子の代わりで採用された、という訳だった。


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