闇のうさぎのココロの唄
表と裏
僕にゎ何もなかった
毎日、セコセコ貯めた
わずかな貯金くらいしか
なかった

君に贈る指輪すら
買えない・・・
哀しかった
それ以上に情けなかった

それでも君ゎ
文句も言わず
いつも傍にいてくれたね

僕ゎいつしか
金という魔物に
のまれていったんだ

まともな仕事を辞め
わりのいい仕事にのめり込んで
いつしかカネゴンに
なってしまった
いい事も悪い事も
おかまいなしに

生活も派手になり
金に困る事ゎ無くなって
大切なものが
見えなくなっていたね

仕事の内容を知らない
君ゎたまに
買いに行くブランド物を
手にして
不安そうな顔で
僕を見ていたね

心配いらないよって
言うと
ニッコリ微笑み
無邪気に喜ぶ君を見るのが
大好きだったんだ
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