日本人形専門店



そして私は、ラキアと何年か時を過ごした。


「ラキアー。そんで、上司がね…」



愚痴を言うと、喋り返してくれるようになり、毎日が充実したものになった。



「…そっか。消えてほしい?」



「勿論。アイツが消えたら清々するわ」



そう言うと、ラキアはニコリと微笑んだ。


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