素直になれない。
はじまり
「あーあ。俺の高校生活は
このままいたずらに過ぎていくのか。」
俺は休み時間に
机に体を寝かせ、窓を見ていた。
窓側には女子たちが楽しそうに
話していた。
この瞬間が俺は好きである。
女子をちょっとだけ眺めていた。
まじまじとは見てないぞ。
うわ、スカート短いな。
パンツ見えるじゃねーかよ。
いや、見えるものなのか?
見えるなら得だけど…
って、俺何考えてるんだ。
馬鹿な考えはやめよう。
そんな簡単に見えたら苦労しないよな。
男子の夢だ。
それにしても窓からの風が心地いい。
休み時間にこうしていると
とても落ち着いて次の授業に集中できる。
言っておくが友達いないから一人でいる
わけではないからな。
これが好きなだけだよ。ほんとに。