素直になれない。
放課後になって俺はある奴と
話をつけることにした。
教室で帰る前の半田を止めた。
「おい、半田。ちょっと話がある。」
俺に濡れ衣を着せたこいつに
誤解を解くために説得をする。
「なにー?私は用事ないし。
これから友達とマック行くんだけど。」
こいつ、話を聞こうとしない。
俺が用事あるんだよ。
あれは誤解だと説得したが、
半田は聞く気がないみたいだ。
「もーうるさいわね。認めなさいよ。
変態なだけじゃなくて器も小さいの?」
うわ、むかつく。なんだこの女。
喧嘩売ってるのかよ。
俺は反論する。
「だから、俺は見てないって。
お前のパンツなんて見たくねーし。」
「なに、喧嘩売ってるの?
上等だよ?」
喧嘩になりそうだったが、
近くにいた雄貴が止めにかかり
その時は丸く収まった。