素直になれない。




────ピンポーン



どうやら女子達が来たみたいだ。


雄貴が迎えに行った。


「お邪魔しまーす。」


女子達が部屋に近づいてくる。


どんな格好してるのかな。


てかこんな狭い部屋に


男女がいるってやばいよな。


あんなことやこんなこと…


ちょっと今の俺気持ち悪かったな。


今日は勉強をするんだ。


そろそろ来るぞ。



「失礼しまーす。」


そう言ってドアを開けたのは


中村だった。


すげー。中村の私服だ。


白のワンピースとか想像通り。


それにいつみてもかわいいな。


「あ、変態北条くんだ」


神崎はスポーティな服装だった。


あと変態は余計だ。


あれは誤解だからな。


何をいえばいいかわからないから


俺はとりあえず返事だけした。


やっぱり話せないのか俺は。





「は?なんであいつがいるの?」


ん?この声は…



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