時命生て、

キーンコーンカーンコーン

授業のはじまりを告げる

チャイムが鳴ったためか

周りも席に着き始める。

しょうがない

とでもいうかのように、

彼も席につく。

私はグラウンド側の一番後ろ。

彼は真ん中の列の前から2番目

黒板を見ようとすると

必然的にも彼が映る

さっきまで、なんにもなかったのに

私の胸が

ざわめき始めた。

チャイムと同時に

私の恋のメロディーも

鳴りました。
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