時命生て、

「あのね、ゆりちゃん。お誕生日教えて欲しいの。」

ゆ『えっ、にっちどーしたの?!』

「いやぁ、皆のお誕生日しらないなって思ったら
悲しくって、お祝いしたいなって思って」

ゆ『ゆりね、誕生日明日!!
よかった。にっちから聞いてくれた。』



手帳を開いて日付を確認する。

あ、

あれから1年か

青い涙マークがつけられていたその日は

私にとって特別だった。

そう思いつつ

手帳から目を離す。




あんまり喋らない

私が口を開いたからなのか

誕生日が明日ということを

伝えられてからなのか

ゆりちゃんは、

ニコニコ笑顔をこぼしながら

楽しそうに

みえたのに_____________

< 23 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop