時命生て、

「さぁちゃん、何かあった?
元気なさすぎだよ~アンパンにんちゃんの顔いるかい?笑」

できるだけ、笑顔を保ち
明るく振舞ったんだけどな・・・

さぁちゃんの返事は、

『なんでもないよ』

ほら、

またすぐに

そう言って隠そうとする。

さぁちゃんの悪いとこ。

プニッて私はさぁちゃんのほっぺをつねった。

『いひゃい』

「だって、さぁちゃん
笑顔じゃないんだもん」

そしたら、

にへーって作り笑い

あ、この顔嫌い....

さぁちゃんのいじめに負けない太陽な笑顔が
大好きなのに、

作った悲しい笑顔は好きじゃない。

ねぇ、私にも頼ってよ
話してよ。
一緒に半分こしよ?

そしたらね

きっと

辛さも・悲しさも・苦しさも半分だよ

私は無言で

優しく、できるだけ優しく

さぁちゃんを抱きしめた。

抱きしめたはずなのに、

伝わるのは冷たさだけ

きっと私たち2人とも心が冷え切っているんだ

人間のぬくもりがないから

凍っちゃたんだ

その氷を溶かそうと

必死に語りかける。

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