時命生て、
それは、中学生のころ。
『仁千香ちゃんはね、ちょっぴり
ほんのちょっぴり皆より体が弱いだけ。』
『そうだよー。病院いってお薬飲んだら
皆みたいに、強くなるんだよ。
だから、パパと一緒に頑張ろうね。』
2人の言葉を信じながら、
私はただじっと繰り返される
入退院に耐えてた、
みんなと一緒に遊びたい
みんなに会いたい
みんなと仲良くなりたい
そう思いながらも、
遅めの入学を迎えることになった私は
始めから
出遅れたため、ぼっち確定だった。
それに、
薬の副作用でどんどん
体重が増えていって
クラスの皆は私を馬鹿にした。
『あ、あいつまた太ったんじゃね?』
『鏡みろよなーでぶ。目障りなんだよ』
『やだー、私ブタと席おとなりさん?』
『えー、可哀想。あいつ来なきゃいいのに』
『てかさ、いっそのこと消えればいいのに』
__________はははは
ひどく繰り返される言葉、
それに対する笑い声。
全部嫌い、人間なんて醜い、家族イガイ皆モウ信ジナイ。
モウモドレナイ
純粋だった私になんて。