一ノ瀬さん家の家庭事情。
へえ、そうなんだ。

クラスでは女のことも結構親しく話してるのかと思ってた。

「そうだ!このクラスだったよな、帆華。」

ほのか?

「そうそう!このクラスにも男子バスケ部のマネージャー志望いるんだ!えっと…」

え!

ほんと!?

その子と友達になりたい!

「寺嶋ーー!」

すると机に座って本を読んでいた女の子がすっと立ち上がり、こちらにやってきた。

うわぁ!

ものすごい美人!

背も高くて、手足も長くて、モデルさんみたい!

「なに、浅丘。あ、園田もいる。」

髪もサラサラ!本当こんな美人、いるんだねえ。

「こいつ、俺らが中学の時のマネージャー、寺嶋帆華。高校でもマネやってくれる!」

この人と一緒にマネージャー!

なんだか場違いのような…

「一ノ瀬、愛ちゃんだよね?あたし、寺嶋帆華。ほのって呼んで。愛って呼んでいい?」

「うん!」

美人さんが笑うとすごく可愛くてこのギャップ。
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