一ノ瀬さん家の家庭事情。
にしても目立つ四人組だな…

さっきから女子の視線が痛いんですけど…

「後で葉たちのクラスにも行ってみようぜ!真の弟も見たいし!」

梓先輩は楽しみで仕方ないと言った様子で話してる。

あたしの休憩は、今日は十二時からだっけ。

あたしも玲のクラスのお化け屋敷、見たいんだよね。

ほのちゃんと行こうかな…


「愛!そろそろ休憩入って!」

午前中、目が回るような忙しさだった。

あたしたちのクラスの執事&メイド喫茶はおかげさまで大盛況。

お客さんもたくさん来て、まるで本物のメイドのように働きまわったよ。

「あーい、おつかれさま!葉たちのクラス、行こうよ!」

「うんっ!待ってて、着替えてくるね!」

さすがにこの格好は恥ずかしいもん…

更衣室に戻り、制服を着る。

やっぱりこれが落ち着くなぁ。

「お待たせ…って、ええっ!?」

教室に戻ると、そこにはなぜか制服姿の浅丘君。
< 197 / 391 >

この作品をシェア

pagetop