一ノ瀬さん家の家庭事情。
「高校入って初めて出来た友達からの誘いなの!お願い!」
顔の前で手を合わせる。
優兄は少し困ったように笑うと、あたしの頭をポンポン撫でた。
「そっか、友達できたんだね、よかった。」
「へ?」
「ほら、愛と仲良かったよく遊びに来てた子たちみんなすみれが丘に行っちゃったって前に言ってたじゃん。まあ今の高校に入ったのも律兄が強く言ったからだと思うし、愛はほんとはすみれが丘に行きたかったんだろうなーって薄々感づいてはいたんだ。」
さっすが、優兄!
わかってるね!
「じゃあ、行ってもいい?」
「律兄には俺からうまいこと言っとくよ。行ってきな。でもあんまり遅くなるなよ。もしあれなら電話して。迎えに行くから。」
やったーーー!!!
さすがはあたしの救世主、優兄!
持つべきものは優しい兄!
あたしは部屋に戻ると、ほのちゃんにメールをした。
すぐに返事が返ってくる。
『了解!駅の近くまで迎えに行くね!』
顔の前で手を合わせる。
優兄は少し困ったように笑うと、あたしの頭をポンポン撫でた。
「そっか、友達できたんだね、よかった。」
「へ?」
「ほら、愛と仲良かったよく遊びに来てた子たちみんなすみれが丘に行っちゃったって前に言ってたじゃん。まあ今の高校に入ったのも律兄が強く言ったからだと思うし、愛はほんとはすみれが丘に行きたかったんだろうなーって薄々感づいてはいたんだ。」
さっすが、優兄!
わかってるね!
「じゃあ、行ってもいい?」
「律兄には俺からうまいこと言っとくよ。行ってきな。でもあんまり遅くなるなよ。もしあれなら電話して。迎えに行くから。」
やったーーー!!!
さすがはあたしの救世主、優兄!
持つべきものは優しい兄!
あたしは部屋に戻ると、ほのちゃんにメールをした。
すぐに返事が返ってくる。
『了解!駅の近くまで迎えに行くね!』