一ノ瀬さん家の家庭事情。
ちょっと待って!
これって、いわゆる手をつなぐって行為ですよね!?
しかも、男の子と!!
そりゃあ小さい頃には悪魔ブラザーズと手をつないだのとは何回もあるけど、さすがにこの歳になってからは繋がない。
こんなこと、生まれて初めてだからかな。
さっきから心臓がバクバクなっててうるさいくらい。
初めて繋いだ男の子の手はなんだかゴツゴツしていて、大きくて。
浅丘君の横顔をそっと見上げる。
そういえば、私服姿も初めてみた。
クラスでも人気者の浅丘君。
あたしに友達ができたのも、こうして親睦会に呼んでもらえたのも、浅丘君がいたからなんだよね。
あたし、ちゃんとまだお礼言えてない。
言うなら二人になれた今がいいのかな。
「浅丘君、いろいろありがとうね。」
「え?何が?」
「ほら、浅丘君があたしに話しかけてきてくれなかったら今みたいにほのちゃんたちとも仲良くなれてなかったと思うから…」
これって、いわゆる手をつなぐって行為ですよね!?
しかも、男の子と!!
そりゃあ小さい頃には悪魔ブラザーズと手をつないだのとは何回もあるけど、さすがにこの歳になってからは繋がない。
こんなこと、生まれて初めてだからかな。
さっきから心臓がバクバクなっててうるさいくらい。
初めて繋いだ男の子の手はなんだかゴツゴツしていて、大きくて。
浅丘君の横顔をそっと見上げる。
そういえば、私服姿も初めてみた。
クラスでも人気者の浅丘君。
あたしに友達ができたのも、こうして親睦会に呼んでもらえたのも、浅丘君がいたからなんだよね。
あたし、ちゃんとまだお礼言えてない。
言うなら二人になれた今がいいのかな。
「浅丘君、いろいろありがとうね。」
「え?何が?」
「ほら、浅丘君があたしに話しかけてきてくれなかったら今みたいにほのちゃんたちとも仲良くなれてなかったと思うから…」