あの空に君と
37.6°なんて学校は休めるけれど
そこまで高いわけじゃないのに


普通の子だったら少し寝てればなおるくらいなんだろうな。

…と、

ついつい普通の子と比べてしまう。



しばらくすると川崎さんが点滴を持ってやってきた。

「はい、じゃあ空くん点滴するね。左手出して」

「うん。」

僕は言われたとおり左手を出した。

もう点滴なんて慣れてるから大したことないんだけどやっぱり少し痛いから嫌いだ。
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