あなたに伝えたいこと

×奈美×

「ごちそうさまでした!!」


次の予定でいえば、霞の間で今日の反省記入…とても面倒くさいものだ。

第一に今日の振り返りをしたところで悪いところが明日訂正される訳ではないのだから。

「次、どこに何時?」


美花がきいてきた。


「霞の間にあと20分後に行けば間に合う!」


「じゃあさぁ…」

そう言って美花が取り出したのは、カードだった。


「UNOやろうよ!」


私の部屋は、ご飯を早く食べ終わり、片付け、UNOをやることになった。

「皆あるねーはい、じゃぁ、くーちゃんから」


輪になり、遊んでいると、やけに廊下が騒がしくなってきた。


バタンっ!!


「肉ちょーだい!!」


私の部屋(いや、女子の部屋だが…)に男子が入ってきた。

その中には、龍斗もいた。


「何してんの?てか、片付けちゃったよ??」


「じゃ、廊下だな!!ありがと!!」

無数の足跡が去っていく。


そのあと、ゆっくりとドアがまた開いた。


「本当に、ごめんなさい!!」


悠樹が後から入ってきて、頭を深々と下げた。


「いや、大丈夫だよ。うん。」


そういうと、本当にごめんと言いながら、出て言った。


「何してんだか…よし、続きやろー!」




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